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[2020]注意欠陥多動性障害と診断された子供の動物介在療法に参加する犬の生理学的および行動学的反応の調査

Investigation of Physiological and Behavioral Responses in Dogs Participating in Animal-Assisted Therapy with Children Diagnosed with Attention-Deficit Hyperactivity Disorder

書誌情報Ashley L. Melco, Larry Goldman, Aubrey H. Fine & Jose M. Peralta (2020) Investigation of Physiological and Behavioral Responses in Dogs Participating in Animal-Assisted Therapy with Children Diagnosed with Attention-Deficit Hyperactivity Disorder, Journal of Applied Animal Welfare Science, 23:1, 10-28, DOI: 10.1080/10888705.2018.1536979
Notice

表題の論文を全文日本語訳してみました。翻訳アプリにかけた日本語訳を英文に照らして修正していますが、表記のゆれや訳の間違いがあるかもしれません。正確に内容を知りたい方は、原文をご覧ください。

ABSTRACT

この研究では、注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもたちとのセッションへの参加が、セラピードッグに与える影響を評価した。

公認セラピー犬9頭がペアになり、3~4人の子どもたちと6回のセッションを行った。

セッションは5種類のアクティビティで構成された。

活動1と5は、対照として、それぞれの犬とその飼い主との交流のみであった。

活動2~4は、犬と子どもたちとの交流で構成され、社会的スキルの訓練、犬の訓練、犬と一緒に読書などを行った。

ストレス関連行動のワンゼロ・インターバル・サンプリングは、5つの活動中、それぞれ10分間、20秒間隔で行われた。

各活動の終わりに心拍数をモニターし、コルチゾール分析のために唾液サンプルを採取した。

犬は時折行動的な反応を示すだけで、コルチゾールや心拍数に関連する有意な所見は見られなかった。

この結果は、適切な監督と、適切なセラピードッグとそのハンドラーを含むよく訓練されたセラピーのスタッフがいれば、セラピーの場での犬のストレスは最小限に抑えられることを示している。

KEYWORDS:

Animal-assisted therapy; dog; stress; cortisol; behavior

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