カイロス時間:All Dogs Live in the Moment--飼い主と一緒なら、何歳からでも犬は変われる

[2022]愛犬と一緒にジョギング。飼い主の運動習慣が犬の運動習慣と理想体重への意識を予測する

Jog with your dog:
Dog owner exercise routines predict dog exercise routines and perception of ideal body weight

書誌情報Banton S, von Massow M, Pezzali JG, Verbrugghe A, Shoveller AK (2022) Jog with your dog: Dog owner exercise routines predict dog exercise routines and perception of ideal body weight. PLoS ONE 17(8): e0272299.
https://doi.org/10.1371/journal.pone.0272299

Notice

表題の論文を日本語訳してみました。翻訳アプリにかけた日本語訳を英文に照らして修正していますが、表記のゆれや訳の間違いがあるかもしれません。正確に内容を知りたい方は原文をご覧ください。

概要

犬の肥満はコンパニオンアニマルの獣医師や専門家の間でますます広く知られるようになってきている。

犬の体重は、社会人口統計学的変数、食事に関する変数、運動に関する変数によって予測されることが示されているが、これらの変数に対応するために設計された過去の調査はすべて、一度に世界の一地域のみを対象としたものであった。

今回の調査では、飼い主の運動習慣が愛犬の運動習慣にどのような影響を与えるのか、また、飼い主の食生活や運動習慣のうち、どのようなものが愛犬の体重に対する感覚に影響を与えるのかを調査することを目的とした。

調査対象は、フランス、ドイツ、イギリス、カナダ、アメリカの各地域の回答者である。

調査はQualtrics (Qualtrics XM, Utah, USA)を介してオンラインで配布され、合計3,298の回答が集まり、国や男女間で均等に分配された。

列の割合の比較と多項ロジスティック回帰はSPSS Statistics (Version 26, IBM Corp, North Castle, New York, USA) で行われた。

ドイツの回答者は、愛犬の運動時間が長い、運動の重要性を非常に重要視している、愛犬の体重が理想的である、誰か(獣医師を含む)から愛犬が太り過ぎだと言われたと報告する確率が低い、などの傾向がみられた。

線形回帰の結果、「太り過ぎと言われたことがある」「体重管理のために食事制限をしている」「体重管理食を選択している」「日常的に他の食べ物(おやつ、残飯、果物・野菜)を多く与えている」人は、いずれも「自分の犬は理想体重である」と考える割合が低いことが明らかになった。

一方、愛犬が理想的な体重であると思う割合が高いのは、「自分がよく運動している」「愛犬がよく運動している」と答えた人だけであった。

この結果から、健康的な体重に対する飼い主の認識と、栄養と運動の役割が浮き彫りになった。

運動や理想的な体重を維持するための飼い主の意識と行動については、今後調査する必要があるが、犬と飼い主の体重管理を成功させるためには、One Healthの取り組みが必要かもしれない。

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