2019年度に新たに開講された「知覚・認知心理学(’19)」を受講しています。
昨年度、認知心理学(’14)を受講して単位を取ったのですが、公認心理師を目指す場合、こちらでは単位が認定されないため、改めて受講することになりました。
第1章:知覚・認知心理学とは
考えることの科学
- 考えること
- 「意識的に考える」ことの事例
- 「無意識的に考える」ことの事例
- 「意識的に考える」ことから「無意識的に考える」ことへ
- 「考えること」の基本構造ーー情報処理システムーー
第2章:知覚・認知心理学の研究法
「考えること」をいかに科学するか
- 「科学する」とは
- 「行動実験」的方法
- 「脳神経生理学」的方法
- 「神経心理学」的方法
第3章:知覚・認知心理学の神経的基盤
脳が考える
- 情報の伝達
- 神経系の構造と機能
- 活動電位の発生と伝達
- 脳の構造と機能
- 表現、投射、意識
第4章:感覚の科学
感じるしくみ
- 環境を知るために
- 視覚
- 聴覚
- その他の感覚
第5章:知覚のしくみ I
モノが見える不思議
- 個人が経験する「世界」とは
- 脳での視覚情報処理経路
- 知覚の恒常性
- 視覚による「モノ」の認識
- 特殊なモノの認識:顔
第6章:知覚のしくみ II
意識にのぼる世界とは
- 知覚におけるトップダウン処理
- 経験による知覚世界の違い
- 視聴覚情報の統合
- 行為と知覚世界の関係
第7章:注意と認知
限られた資源を生かす
- 注意とは
- 注意の理論
- 注意コントロールの種類
- マルチタスキングと処理資源説
- 注意の障害
第8章:記憶の仕組み I
記憶と神経的基盤
- 様々な記憶
- 記憶と脳の関係
- 記憶の神経メカニズム
第9章:記憶の仕組み II
日常記憶
- 記憶と忘却
- 記憶は変わる、記憶は植え付けられる
- 記憶はなぜ変容するのか、なぜフォールスメモリが作られるのか
第10章:問題解決
山頂を目指すには
- 知覚・認知心理学で扱う問題解決
- 情報処理アプローチ
- 洞察問題
- 類推問題
- 問題解決と脳の活動
第11章:判断と意思決定
人間は合理的か
- 判断と意思決定を科学する
- 確率と価値の判断
- 合理的意思決定ーー規範理論ーー
- 人間の意思決定の実際と記述理論
第12章:推論
論理的に考える、一から十を知る
- 推論の様式
- 演繹的推論
- 帰納的推論
第13章:クリティカルに考える
信じる心、見抜く心
- クリティカルシンキングとは
- 信じる心
- 見抜く心を育む
- 人と人の「間」を繋ぐ
第14章:認知と発達
推論する心、共感する心
- 発達初期の神経ネットワーク
- 知覚における熟達化
- 「考える」システムの発達
第15章:認知と感情
悲しいから泣くのか
- 感情の基礎
- 感情が認知に及ぼす影響
- 認知が感情に及ぼす影響
以上が、テキストの構成となっています。
内容的には、認知心理学(’14)と生理心理学(’18)、乳幼児心理学(’16)が混ぜ合わされたような感じがしました。勉強していてとても楽しかったのにも関わらず、なぜかどの講座も、昨年あまり成績が良くなかったので、今年は頑張りたいと思います(^^)