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[2005]家庭犬のゲノム配列、比較解析およびハプロタイプ構造

Genome sequence, comparative analysis and haplotype structure of the domestic dog

書誌情報Lindblad-Toh, K., Wade, C., Mikkelsen, T. et al. Genome sequence, comparative analysis and haplotype structure of the domestic dog. Nature 438, 803–819 (2005). https://doi.org/10.1038/nature04338

Notice

表題の論文を日本語訳してみました。翻訳アプリにかけた日本語訳を英文に照らして修正していますが、表記のゆれや訳の間違いがあるかもしれません。正確に内容を知りたい方は、原文をご覧ください。

Abstract:要旨

イヌ(Canis familiaris)の高品質なドラフトゲノム配列と、品種間の一塩基多型(SNPs)の高密度マップを報告する。イヌは重要な進化的情報を提供し、また現存する犬種が形態学的、生理学的、行動学的形質において非常に多様な表現型を示すことから、特に興味深い。

ゲノムと遺伝子の構造と進化に光を当てるために、霊長類やげっ歯類の系統との配列比較を用いている。注目すべきは、哺乳類ゲノムにおいて最も高度に保存されている非コード配列の大部分が、発生において重要な役割を持つ遺伝子のごく一部の近くに集まっていることである。

SNPの解析は、犬ゲノム全体にわたる長距離ハプロタイプを明らかにし、品種内および品種間の遺伝的多様性の性質を定義する。現在のSNPマップにより、ゲノムワイド関連研究による疾患や形質の原因遺伝子の同定が可能となり、ヒトやコンパニオンアニマルの健康にとって重要な結果をもたらしている。

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