2018年度2学期は、比較認知科学(’17)を受講しました。講師は、京都大学の藤田和生先生です。
日本動物行動学会の前会長だそうで、以前にある東大の心理学系大学院の説明会に参加したとき、私が「犬と人のコミュニケーションについて研究したい。犬の内発的動機づけと飼い主との関係を学問的に証明したい」と言ったら、京大の藤田先生のところへ行けと言われました。
住まいが千葉県で、夫・子どももいるので、京大に通うのは無理だなと思っていたら、放送大学に藤田先生の講座がありました。
- 学習1――行動の分類と反射行動の変容原理
- 学習2――オペラント条件付けと強化スケジュール
- 学習3――学習の生物学
- 認知1――動物たちの色の知覚
- 認知2――動物たちの形の知覚
- 認知3――動物たちの記憶
- 認知4――動物たちのコミュニケーション
- 認知5――動物たちの思考
- 認知6――動物たちの社会的知性
- 認知7――動物たちの感情
- トピック1――チンパンジーのこころ
- トピック2――カラスのこころ
- トピック3――イヌのこころ
- トピック4――イルカのこころ
- 認知8――動物たちの意識と内省
わたしは、イヌの「意識と内省」の能力にフォーカスして、これに働きかける方法で犬のしつけを行っています。犬のしつけといえば、「お手」や「おすわり」をオヤツを与えてやらせることではなく、犬の心的能力に働きかけて、お互いの信頼関係をよりよくすることだと思っています。