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[2019]犬は人間の話し言葉のわずかな変化を感じ取ることができることが判明

Dogs found able to perceive slight changes in human spoken words

Phys.org, DECEMBER 4, 2019

Notice

表題の論文を日本語訳してみました。翻訳アプリにかけた日本語訳を英文に照らして修正していますが、表記のゆれや訳の間違いがあるかもしれません。正確に内容を知りたい方は、原文をご覧ください。

サセックス大学国防科学技術研究所、リヨン大学の研究チームは、犬が人間の話し言葉のわずかな違いを聞き分けることができることを発見した。『Biology Letters』誌に掲載された論文の中で、研究グループはペットの犬を用いて行った実験と、人間の言葉のわずかな違いを聞き取る能力について学んだことを述べている。

多くの人は犬が人間の話す言葉を理解できるよう訓練できることを知っている。よく知られている例としては、「sit」「beg」「stay」などの語がある。しかし、犬は人間の話す言葉を理解することができないので普通の会話にはついていけないし、聞くことさえできないと考えられてきた。

今回、研究チームは、犬は聞いたことのない言葉を聞くと、それに気づくことができることを発見した。これはスピーカーから流れる人間の声を聴く犬をビデオ撮影する実験によって得られたものである。

犬種が異なる42頭の犬がスピーカーから発せられる言葉を聞く様子を記録した。わずか6つのすべて単音節の非命令語が話された。また、これらの単語は「hid」「had」「who’d」など発音が近いものが多く、犬がその違いを聞き取って反応するかどうかを確かめるものであった。また、「hid」「had」「who’d」など、発音が近い単語を多数用意し、犬がその違いを聞き取って反応するかどうかも調べた。

その結果、すべての犬が少なくとも最初はスピーカーから聞こえてくる声に反応したという。そして、その声に素早く顔を向け数秒間その声に集中した。しかし、その後犬たちはその言葉に慣れ、少なくとも新しい言葉を聞くまではあまり反応しなくなった。

そして、「sit」と「sat」の違いを聞き分けることができたのである。また、話し手の性別や方言が変わっても、犬は同じように反応することがわかった。これは、犬が意味を理解しているかどうかにかかわらず、英単語を認識する能力があることを示しているとのことだ。

Dogs found able to perceive slight changes in human spoken words (phys.org)

追加情報

上記内容の詳細については、以下のページで紹介しています。

 

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