Investigating canine personality structure using owner questionnaires measuring pet dog behaviour and personality
表題の論文を全文日本語訳してみました。翻訳アプリにかけた日本語訳を英文に照らして修正していますが、表記のゆれや訳の間違いがあるかもしれません。正確に内容を知りたい方は、原文をご覧ください。
Abstract:
家庭犬に対する質問紙ベースの性格・行動評価は、プロのドッグハンドラー、研究者、福祉に携わる人々によって広く利用されている。
行動検査が被験者の将来の行動について正確で有用な情報を提供するためには、実施される状況や時間が限られているにもかかわらず、パーソナリティの側面を反映する必要がある。
したがって、行動検査の外部妥当性を評価するために使用される質問票では、犬の性格の側面を測定することが重要であり、また評価者にとっては、バッテリーテストで測定されるような状況特異的な行動特性が、家庭犬のより広範な性格特性とどのように関連しているかを理解することが重要である。
さらに、行動評価を用いた質問票ベースのツールの信頼性は、特に飼い主が自分の犬を評価するよう求められたり、評価者の経験が様々であったりする場合、質問票のデザインや適用によって大きく影響を受ける可能性がある。
この論文では、犬のパーソナリティの側面を評価するように設計された2つの質問票と、やや文脈に特化した狭い行動特性を評価するように設計された1つの質問票から、因子スコア間の相関を評価することによって、犬のパーソナリティの階層構造を調査している。
また、飼い主と愛犬の混合サンプルにおけるこれらの関係の安定性を調べるために、人口統計学的要因に基づく飼い主と愛犬のサブグループ間で因子間相関を比較した。
いくつかの大まかな特性クラスターが同定され、それぞれが多くの文脈特異的行動特性と相関していた。
これらの特徴のうち3つ、Monash Canine Personality Questionnaire-Revisedの「神経質」と「外向性」、およびDog Impulsivity Assessment Scaleの「行動規制」は、他の種で確認されている性格特徴と類似している。
しかし、犬に関する仕事の経験が異なる飼い主グループでは、いくつかの要因間の関係に顕著な違いが確認され、確認された構造の妥当性が疑問視されている。
このようなばらつきは、評価者サンプル内の経験レベルが混在している場合、いくつかの測定における信頼性の欠如を反映している可能性がある。
犬の性格の階層構造については、複数の評価者が混在している場合により信頼性の高いツールを用いて、さらなる調査が必要である。
Keywords:
Canine; Temperament; Behaviour; Questionnaire