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[2007]犬におけるドーパミンD4受容体遺伝子の多型と活動性-衝動性エンドフェノタイプの関連性

Association of polymorphisms in the dopamine D4 receptor gene and the activity-impulsivity endophenotype in dogs

書誌情報Hejjas K, Vas J, Topal J, Szantai E, Ronai Z, Szekely A, Kubinyi E, Horvath Z, Sasvari-Szekely M, Miklosi A. Association of polymorphisms in the dopamine D4 receptor gene and the activity-impulsivity endophenotype in dogs. Animal Genetics. 2007 Dec;38(6):629-33. doi: 10.1111/j.1365-2052.2007.01657.x. Epub 2007 Nov 6. PMID: 17986156.

Notice

表題の論文を日本語訳してみました。翻訳アプリにかけた日本語訳を英文に照らして修正していますが、表記のゆれや訳の間違いがあるかもしれません。正確に内容を知りたい方は、原文をご覧ください。

Summary:概要

ヒトのドーパミンD4受容体遺伝子(DRD4)のエクソン3における可変型タンデムリピート(VNTR)多型は、注意欠陥多動性障害(ADHD)と関連があるとされている。

齧歯類は類似の繰り返し配列を持たないが、DRD4遺伝子の類似のタンデムリピート多型はイヌ、ウマ、チンパンジーで確認されている。

本稿では、DRD4 VNTRと最近有効化された「犬ADHD評価尺度」の活動性-衝動性次元との遺伝子関連研究を紹介する。

集団の層別化による偽陽性を避けるため、単一の犬種(ジャーマンシェパード)を調査した。

この犬種では、2つのDRD4対立遺伝子(2および3aと呼ぶ)が検出され、遺伝子型頻度はハーディーワインベルク平衡であった。

異なる環境条件をモデル化するために「ペット」と「警察」のジャーマンシェパードが特徴づけられた。

3a対立遺伝子を少なくとも1つ持つ警察のジャーマンシェパードは、この対立遺伝子を持たないイヌよりも、「犬ADHD評価尺度」の活動性-衝動性の次元で有意に高いスコアを示した(P = 0.0180)。

この差はペットのジャーマンシェパードでは有意ではなかった。これは、われわれの知るかぎり、イヌにおける候補遺伝子と行動特性との関連を示す初めての報告であり、DRD4エクソン3多型の機能的役割を補強するものである。

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