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[2016]イヌにおける語彙処理の神経メカニズム

Neural mechanisms for lexical processing in dogs

Erratum for the Report “Neural mechanisms for lexical processing in dogs” by A. Andics, A. Gábor, M. Gácsi, T. Faragó, D. Szabó, Á. Miklósi

書誌情報A. Andics, A. Gábor, M. Gácsi, T. Faragó, D. Szabó, and Á. Miklósi, SCIENCE, 30 Aug. 2016, Vol. 353, Issue 6303, pp. 1030-1032, https://doi.org/10.1126/science.aaf3777

Notice

表題の論文を日本語訳してみました。翻訳アプリにかけた日本語訳を英文に照らして修正していますが、表記のゆれや訳の間違いがあるかもしれません。正確に内容を知りたい方は原文をご覧ください。

要旨:Abstract

音声処理において、人間の聞き手は語彙とイントネーションを別々に分析し、コミュニケーション内容を統一的に表現することができる。

この能力の進化は比較研究によって最もよく調べることができる。われわれは機能的磁気共鳴画像法を用いて、イヌの脳が語彙とイントネーションの情報を分離・統合しているかどうか、またどのように統合しているかを調査した。

その結果、イントネーションに関係なく意味のある単語を処理する大脳半球のバイアス、イントネーションが付いた単語と付いていない単語を区別する聴覚脳領域、語彙情報とイントネーション情報の両方が褒められる場合にのみ、一次報酬領域の活動が増加することがわかった。

このように、言葉の意味とイントネーションを別々に分析・統合する神経機構は、言語がない状態でもこの能力が発達する可能性を示唆している。

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