2020年1学期に受講することにした3コマのうちの1つです。
放送大学では、公認心理師の受験資格取得のための必須科目となっており、今年開講されたものです。
テキストの目次は、以下のとおり。
第1章 心理的アセスメントとは何か
- 支援の出発点としてのアセスメント
- 専門的な技術としてのアセスメント
- 「個」への接近
- 共同作業としてのアセスメント
- 本章のまとめ
第2章 アセスメントの方法
- 支援場面の流れ
- 面接によるアセスメント
- 心理検査によるアセスメント
- 行動観察によるアセスメント
- 倫理的配慮
第3章 面接法によるアセスメント
- 受理面接の役割
- 把握する情報
- 継続面接の中でのアセスメント
第4章 心理検査によるアセスメント(1)
投映法
導入
基礎
(1) 投映法(projective methods)とは
(2) 歴史
(3) 理論ーー投影/投影仮説
(4) 分類
代表的な技法
(1) バウムテスト(Baumtest/Tree-Drawing Test:)
(2) 文章完成法(Sentence Completion Test: SCT)
(3) ロールシャッハ法(Rorschach’s Inkblot Method: RIM)
(4) 主題統覚検査(Thematic Apperception Test: TAT
投映法とこれから
(1) 姿勢:投映法は使い手により決まる
(2) 課題と可能性
第5章 心理検査によるアセスメント(2)
質問紙法
はじめに
基礎
(1) 質問紙法
(2) 信頼性・妥当性・標準化
(3) 質問紙の実物例
(4) 歴史と理論
(5) 分類
代表的な質問紙
(1) 新版TEGII(新版・東大式エゴグラムver.II)
(2) YG性格検査(矢田部ギルフォード性格検査)
(3) MMPI(ミネソタ多面的人格目録)
背景を学ぶことと責任
(1) どうして<<それ>>を選ぶのか
(2) 質問紙の作成と維持
(3) 結果を<<どのように>>理解するか
(4) 実施する文脈
質問紙とこれから
第6章 心理検査によるアセスメント(3)
発達検査
子どもの発達をアセスメントする
(1) アセスメントの目的と異議
(2) 発達検査の適応
検査法の種類
(1) 間接検査法
(2) 直接検査法
間接検査法の種類
(1) 津守・稲毛式乳幼児精神発達検査
(2) 遠城寺式乳幼児分析的発達検査
(3) KIDS乳幼児発達スケール
(4) 間接検査法による発達検査を実施する時のメリットと注意点
直接検査法の種類
(1) 新版K式発達検査2001
(2) Bayley-III乳幼児発達検査
(3) デンバーII(DENVER II)
(4) 直接検査法による発達検査を実施する時のメリットと注意点
乳幼児期の検査のフィードバック
第7章 心理検査によるアセスメント(4)
知能検査
知能とは?
知能検査の種類
(1) ビネー式知能検査
(2) ウェクスラー式知能検査
(3) そのほかの認知機能検査
検査の実施・解釈に当たって
第8章 心理検査によるアセスメント(5)
知能検査
神経心理学的検査の意義
神経心理学的検査の対象
(1) 高次脳機能障害
(2) 認知症
(3) 発達障害
神経心理学的検査の種類
(1) 簡易版知能検査
(2) 注意機能・遂行機能
(3) 記憶
(4) 視空間認知機能
神経心理学的検査の活用
第9章 行動観察によるアセスメント
支援実践場面での観察
- 申込の仕方、来談の仕方
- 面接時の様子
- 日常生活の中で
第10章 アセスメント計画の実際
- アセスメントのプロセス
- 事例を通して
- 知りたいことは何か
第11章 医療場面のアセスメント
はじめに
医療
(1) その場とそこに仕える者
(2) 医療の文化
(3) 診療報酬
アセスメントの風景
(1) 外来における検査事例:酒井さん
(2) 事例の解説
(3) 入院と心理療法でのアセスメント
病態水準論
(1) 病態水準論とは
(2) 各圏の特徴
(3) 見立ての留意点
(4) 解離・自閉スペクトラム症・認知症
さいごに
第12章 教育現場のアセスメント
環境をアセスメントする
(1) 学校を見立てる
(2) 集団を見立てる
(3) 支援の段階を見立てる
アウトリーチ
(1) 授業観察
(2) 家庭訪問
個別面接でのアセスメント
(1) 児童生徒
(2) 保護者
(3) 教員
教員との連携
(1) 情報共有
(2) コンサルテーション
(3) ケース(事例)会議
外部機関との連携
(1) 知能検査への対応
(2) 教育支援センター(適応指導教室)
第13章 福祉場面その他のアセスメント(1)
福祉場面における現代的課題
子育て支援の領域におけるアセスメント
(1) 子育てを巡る社会状況
(2) 親のメンタルヘルスのアセスメント
(3) 子どもの行動や状態像のアセスメント
(4) 親子関係のアセスメント
(5) 乳幼児健診の場におけるアセスメント
障害児者支援
(1) 障害児者を巡る社会状況
(2) 発達障害のアセスメント
(3) ASDのスクリーニングツール
(4) 確定診断の補助的ツール
(5) 適応状況のアセスメント
多職種・多機関の連携とアセスメント
第14章 福祉場面その他のアセスメント(2)
私たちを取り巻く社会状況の変化
高齢者支援
(1) 認知症のアセスメント
(2) 生活の中でのアセスメント
虐待など緊急対応が必要な場合のアセスメント
(1) 虐待とは
(2) 虐待の包括的アセスメント
(3) 施設の中でのアセスメント
(4) 児童相談所における心理的アセスメント
司法領域でのアセスメント
(1) 司法面接
(2) 家庭裁判所におけるアセスメント
(3) 鑑別所等におけるアセスメント
様々な領域におけるアセスメント
第15章 アセスメントから支援へ
- フィードバックの意味
- 報告書(所見レポート)に何を書くか
- 何が伝わるとよいのか
これまでは、基礎的な科目ばかりでしたが、いよいよ臨床の具体的な科目になってきました。