2018年度2学期は、乳幼児・児童の心理臨床(’17)を受講しました。
- 子どもを取り巻く現状と心理臨床
- 乳幼児期・児童期の心の発達
- 子どもの心理療法1:遊戯療法
- 子どもの心理療法2:親面接
- 子どもの心理療法3:認知行動療法
- 子どもの心理療法4:グループアプローチ
- トピックス1:児童虐待
- トピックス2:発達障害
- トピックス3:ひとり親・再婚家庭の子ども
- トピックス4:災害後の子どもの心理支援
- 臨床現場から1:子育て応援・保育カウンセリング
- 臨床現場から2:教育センター・教育相談室
- 臨床現場から3:児童福祉施設・児童相談所
- 臨床現場から4:小児科・児童精神科
- 子どもの心理臨床のこれから
多くのイヌと飼い主の関係は(乳)幼児と親の関係と似ていると思います。
誰が言い始めたのか「イヌは永遠の3歳児」といった言葉もあり、犬の知能はヒトの4~5歳程度といわれることもあります。そのため、飼い主の側が無意識にイヌを自分の子ども(幼児)に見立てて接しているのかもしれません。
日々、様々な年代の飼い主さんと接していて感じるのは、責任の伴わない「孫」でなく「わが子」と思っている人のほうが、きちんと世話やしつけをする覚悟があると思います。
イヌは人間の言葉を話しませんから、ヒトの乳児のように行動で意思を示します。その内容や考えは、ヒトの乳幼児のそれと異なる表現も多く、ついつい人間と同じように考えてしまうと、飼い主がよかれと思ってしたことが、犬にとっては精神的、身体的に大きな負担となることがあります。
私は、飼い主さんと一緒にその方の愛犬のボディランゲージを見ながら通訳をして、犬の気持ちを飼い主さんに理解していただきます。
乳幼児の心理療法における、「親面接」を日々行っているようなものです。私よりも人生経験の豊かな年長の方を相手にすることが多く、どのように伝えたら相手の腑に落ちるのか、1時間足らずのレッスン時間内で、勘違いされず、意図したとおりの内容で理解してもらえるのか、試行錯誤の毎日です。